画像生成AIはクラウドサービスだけでなく、自分のPC上でローカル推論できるモデルも多数存在します。本記事では、ローカルで動作する主要モデルを6つ取り上げ、アーキテクチャの違い・必要なVRAM・各ツールとの互換性を徹底解説します。 アーキテクチャ別モデル解説 ① Stable Diffusion 1.5(SD 1.5) アーキテクチャ:UNet + CLIP パラメータ数:約860M ネイティブ解像度:512 × 512 VAE:KL-f
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VOICEVOXとは? VOICEVOXは、無料で使えるローカル動作の音声合成ソフトです。ずんだもん・四国めたん・春日部つむぎなど、個性豊かなキャラクターボイスを使って日本語テキストを音声に変換できます。 完全ローカル動作(インターネット不要) 商用・個人利用ともに無料(各キャラクターの利用規約要確認) REST API経由でPythonから簡単に呼び出し可能 Windows / Mac / Linux 対応 VOICEVOX Engi
「ChatGPTみたいなAIを、自分のPCだけで無料&無制限に使いたい」 そんな人におすすめなのが、ローカルAI実行ツール Ollama と、高性能モデル DeepSeek-R1 の組み合わせです。 この方法なら、 月額料金なし API料金なし 回数制限なし 入力データが外部送信されない オフラインでも使える PHPなどのプログラミングも可能 という、かなり強力な環境を作れます。 しかも、VRAM 8GBクラスのGPUでも動作可能です。
はじめに nvidia-smi を実行すると、次のような表示を見ることがあります。 CUDA Version: 13.0 この表示を見て、 「CUDA 13が使える」 「どのNVIDIA GPUでも動く」 と思ってしまうケースが非常に多いですが、これは正確ではありません。 この記事では、 CUDAとは何か(簡単に) CUDA Version 表示の本当の意味 CUDAが動くGPUの条件 推論用途でCUDAを自分で入れる必要があるのか 失
VAE(Variational Autoencoder)とは VAE(Variational Autoencoder)は、画像を「圧縮」と「復元」するためのニューラルネットワークです。 Stable Diffusion では、画像生成の効率を高めるために重要な役割を担っています。 VAEは主に次の2つの構成要素から成り立っています: Encoder(エンコーダー) 画像(RGB)を潜在表現(latent)に圧縮する Decoder(デコ
Stable Diffusionなどの画像生成モデルを動かすとき、特に問題になるのが「VRAM不足」です。この記事では、Diffusersでよく使われるメモリ最適化機能と、その仕組み・注意点をまとめます。 メモリ最適化機能の概要 enable_model_cpu_offload() モデル全体をGPUに常駐させず、必要なときだけCPUからGPUへ転送する仕組みです。 使う直前にGPUへロード 使い終わったらCPUへ戻す 特徴 VRAM使
1. Phi-3 Mini とは? — 小型SLMの実力 Phi-3 Mini は Microsoft が 2024 年に公開した Small Language Model (SLM) です。パラメータ数は 3.8 億(3.8B) と GPT-4 系の 1/100 以下でありながら、多くのベンチマークで同規模または大規模モデルに匹敵する精度を達成しています。 なぜ翻訳エージェントに向いているのか? 日英翻訳の精度が高い — 高品質な英語
WAN 2.1(Wan-AI製)は、中国アリババグループ傘下の研究チームが開発・公開したオープンソースの動画生成AIモデルです。テキストから動画を生成するT2V(Text-to-Video)、画像から動画を生成するI2V(Image-to-Video)、動画編集など複数のタスクに対応しており、2025年初頭に公開されて以来、ComfyUI ユーザーを中心に急速に普及しました。 モデルの規模は 1.3B(13億パラメータ) と 14B(1
Qwenベースの画像生成モデルをローカルで動かそうとして、VRAM不足に悩んでいる方も多いと思います。 今回は Diffusers の transformer_qwenimage.py(QwenTransformer2DModel)を改造してTransformerブロックをCPUにオフロードする ことで、8GBのGPUでも動かすことに成功したので、その方法の一端を共有します。 問題:Transformerブロックが多すぎてVRAMが足り
Qwen Image EditでLoRAを使っていると、初回は1時間かかるのに、2回目からは10分で終わるという現象に気づいた方も多いのではないでしょうか。しかも、プログラムを再起動しても2回目以降は速いまま。この記事では、その理由をキャッシュの仕組みから丁寧に解説します。 結論:2種類のキャッシュが組み合わさっている 速度差の正体は、主に以下の2つのキャッシュ機構です。 OSのページキャッシュ(RAMへのファイルキャッシュ) CUDA
はじめに 最近のGPU環境では「CUDAは自動で入っているのか?」「PyTorchはどこまで自動でやってくれるのか?」といった疑問を持つ人が多いと思います。 この記事では、Pythonのembed版(ポータブル環境)でCUDA対応PyTorchを使ったGPU推論を行う方法を、最小構成でわかりやすく解説します。 結論(重要ポイントまとめ) RTX 20xx以降でも CUDAは自動では入らない ただし PyTorch(CUDA版)に必要なラ
Wan2.1やWan2.2などの動画生成AIを動かそうとすると、必ずセットで必要になるのが UMT5-XXL というモデルです。「テキストエンコーダー」と呼ばれるこのモデル、一体何をしているのでしょうか。 UMT5-XXL の正式名称と意味 正式名称は Unified Multilingual T5 Extra Extra Large(統合多言語T5・超特大モデル)、HuggingFace上の識別子は google/umt5-xxl で

